オールオン4とは、歯のないあごの骨にインプラントを最少本数4本埋めこみ、その上に全体をカバーする人工歯を立てて見た目と機能を回復できる治療法です。
従来のインプラント治療と比べて格段にインプラントを埋め込む本数が少なくて済み、見た目も美しく仕上がるため、人気が高まっている治療法ですが、やはり保険がきかない治療法なので治療費は多めにかかってしまいます。
ある程度高額な治療費がかかってくる治療ということもあり、オールオン4治療を検討中の方にとって、「失敗することはないのだろうか?」という疑問はどうしてもあることでしょう。
結論から言うと、オールオン4も、他の治療法と同様に、失敗ケースというのはあります。ですが、このような失敗は、しっかりと知識を持ち、対策していくことでリスクを減らすことができます。
くわしく見ていきましょう。
オールオン4の成功率

どんな治療法も、100%成功するということは不可能で、残念ながら失敗に終わってしまうケースもあります。オールオン4は、インプラント治療の中の一つの方法ですが、インプラント治療の10年残存率(インプラントを埋めてから10年後に口内に残っている確率)は90%以上と言われています。
それどころか、20年以上問題なく使えている人も世の中にはたくさんいます。このことからも、オールオン4を含むインプラント治療は高い成功率を誇る治療法だと言えます。
ですが、10%未満のケースでは、10年以内になんらかのトラブルにより、インプラントが脱落する、もしくは抜かなければならない状態に陥っています。
オールオン4の失敗の原因
セルフケアに問題があった
喫煙
糖尿病や骨粗しょう症
未熟な歯科医師による施術
オールオン4は埋め込む技術がさらに難しいため、通常のインプラント治療を行っている歯科医師の誰もができるわけではありません。
十分に鍛錬を積んでいない歯科医師がオールオン4を行うと、失敗が起こりやすくなります。
メインテナンスを怠った
もしそれを怠ってしまうと、あまりオールオン4が持たなくなるリスクが高くなります。
たとえ何の異常も感じていなくとも、定期的にプロによるメインテナンスを受けることが大事です。
オールオン4の失敗を防ぐ方法
信頼できる歯科医師を選ぶ
当院はオールオン4の経験豊富なドクターが万全の体制で安全・正確な治療を行なっていますので、ぜひ安心してお任せください。
セルフケアをきちんと行う
インプラントと骨が結合して安定してからも、長持ちさせるためにはセルフケアを継続して丁寧に行うようにしましょう。