オールオン4は歯を全体的に失った状態に対して、少ない本数のインプラントで全体的に歯を回復できる治療法です。
通常のインプラントを行う場合よりも少ない本数で済むので、治療費はその分抑えられますが、やはり保険治療とは違って治療費がかさむため、「どのくらいもつのだろう?」と疑問に思われる方も多いでしょう。
そこで今回は、オールオン4がどのくらいもつのか、ということについて見ていきたいと思います。
インプラント本体について

オールオン4の支えとなるインプラント本体は、適切なケアとメンテナンスを続けていくことで、10〜20年以上と、長期間にわたってもたせられると言われています。
研究によると、インプラントを埋め込んでから95%以上が5年以上、90%が10年以上正常に機能しているという報告がなされています。
長持ちしない5~10%については、ケアの方法、全身の健康状態、骨の状態、生活習慣といったものが関係していると考えられます。
被せ物部分について
骨の中に埋め込まれているインプラント本体に比べて、被せ物の耐用年数は少し短めになります。それは、毎日噛む力を受けていることでダメージを直接受けてしまうからです。
被せ物部分に関しては、5〜10年程度で交換が必要になるケースが一般的となります。
ただし、被せ物部分の素材によっても耐用年数は変わり、プラスチックで作ったものに関しては5〜7年、セラミックで作った場合には10年以上もたせられることが多いです。
当院で使用しているジルコニア素材の場合、特に強度に優れるので長期間良い状態でお使いいただくことができます。また、傷もつきにくいので長期間美しい状態が保たれます。
被せ物部分に関しては、5〜10年程度で交換が必要になるケースが一般的となります。
ただし、被せ物部分の素材によっても耐用年数は変わり、プラスチックで作ったものに関しては5〜7年、セラミックで作った場合には10年以上もたせられることが多いです。
当院で使用しているジルコニア素材の場合、特に強度に優れるので長期間良い状態でお使いいただくことができます。また、傷もつきにくいので長期間美しい状態が保たれます。
オールオン4の寿命を左右する要因
オールオン4の寿命は次のような要因によって大きく左右されます。
ケアの仕方
インプラント周囲の細菌感染である「インプラント周囲炎」は、オールオン4の寿命を縮めてしまう最大の要因です。
インプラント周囲炎は、毎日のお手入れに加え、歯科医院での定期的なクリーニングをしっかりと行うことで予防できますが、そういったケアを怠ると罹患するリスクがあります。
インプラント周囲炎は、毎日のお手入れに加え、歯科医院での定期的なクリーニングをしっかりと行うことで予防できますが、そういったケアを怠ると罹患するリスクがあります。
噛み合わせの力
インプラントにとって、過剰な力がかかりすぎることも寿命を縮める要因になります。
歯ぎしりや食いしばりをしている、という方はインプラントに強い力を持続的にかけてしまうため、インプラントと骨の結合を弱らせてしまったり、被せ物部分を破損させてしまったりする恐れがあります。
歯ぎしりや食いしばりをしている、という方はインプラントに強い力を持続的にかけてしまうため、インプラントと骨の結合を弱らせてしまったり、被せ物部分を破損させてしまったりする恐れがあります。
全身疾患や生活習慣
糖尿病や骨粗しょう症のある方、免疫が弱っている方、タバコを吸う方、アルコール依存症の方は埋め込んだインプラントが長持ちしない傾向があります。
オールオン4の耐用年数は、人によっても大きく異なり、正しくケアを行うこと、健康状態の改善や生活習慣の改善を行っていくことで長持ちさせられる可能性が高まります。
オールオン4の耐用年数は、人によっても大きく異なり、正しくケアを行うこと、健康状態の改善や生活習慣の改善を行っていくことで長持ちさせられる可能性が高まります。
当院では、患者様お一人ひとりのご要望に合わせて、各種インプラント治療を含め、患者さまに合った治療法をご提案いたします。歯を失ってお困りの方はぜひお気軽にご相談ください。