オールオン4手術ができるのは何歳から?

若い人でも高齢の人でも、歯を失うことはあります。歯を失う主な原因は、虫歯や歯周病です。その他にも事故や病気、生まれつき歯が足りない人もいるので、どの年齢層でも起こり得ることなのです。
歯を失った場合、入れ歯やインプラントの治療法があります。インプラントの中でもオールオン4は手術時間も短く、通常のインプラントに比べると安価なため、検討している人もいることでしょう。
しかし極端な話、子どもがオールオン4の治療をすることができるのでしょうか?
今回は、オールオン4の年齢制限などについて、詳しく紹介いたします。

オールオン4の年齢制限

オールオン4の年齢制限

オールオン4は、顎の骨に金属の人工歯根を埋め込んで人工歯を作る方法です。通常のインプラントであれば、1本の人工歯に対して1本の人工歯根を埋め込む必要がありますが、オールオン4は片顎に4本の人工歯を埋め込んですべての歯を支えることができます。
入れ歯とは違って、自分の歯のように食べ物噛みしめることができ、違和感もなく、見た目も美しいです。
しかし、オールオン4でも4本とはいえ、顎の骨に金属の人工歯根を埋め込むことになります。
顎の骨が成長途中の子どもに人工歯根を入れてしまうと、成長が止まってしまう可能性があるのです。そして、全体の歯並びや噛み合わせにも影響がでてきてしまうのです。
顎の骨の成長は16歳で完了すると言われています。ですから、16歳以上ということがひとつの年齢の目安といえるのです。

若年層でもオールオン4はできる?

オールオン4を治療する年齢は、16歳以上がひとつの目安です。
子どもの歯は6歳くらいですべて生え揃い、13歳前後までは乳歯と永久歯が入り混じっている状態です。そこから親知らず以外の永久歯が生え揃うのが16歳前後と言われています。ですので、16歳という年齢が、顎の成長が完了する目安となるわけです。
しかし、顎の骨の成長には個人差があります。顎の骨の成長は女性では20歳、男性では25歳前後まで続くともいわれています。
顎の骨の成長途中でオールオン4の治療をすると、他の歯の成長に悪影響を与える可能性があるのです。
ですので、若年層でオールオン4治療を受ける場合は、歯科医師に診断を受けて、治療を開始する時期について慎重に相談する必要があるでしょう。

高齢者であれば年齢制限はない?

高齢者であれば年齢制限はない?

オールオン4は、顎の骨の成長が完了している、年齢の高い人ほど治療しやすいように思います。では、高齢者の年齢制限はあるのでしょうか?
オールオン4は、高齢者の年齢制限はありません。何歳でも治療を受けることができます。
しかし、他の病気などがなく、健康でなくてはなりません。
現代では若年層でも歯周病になる人が増えています。歯周病にかかると歯ぐきが腫れて出血し、最終的には顎の骨が無くなってしまうという恐い病気です。オールオン4は顎の骨に金属の人工歯根を埋め込むので、土台となる顎の骨がしっかりしていないと治療をすることができないのです。それに、オールオン4の治療をしたから歯周病は関係なくなったわけではありません。インプラント周囲炎は、歯周病と似た症状を起こすことも考えられます。
普段からお口の中の清潔が保たれている人でないと、今後のケアが難しくなるのです。
また、高齢になると多くの人は代謝が低下し、自然治癒力も低くなっていきますよね。年齢が高くなるほど、オールオン4の治療には慎重にならざるえないのです。
しかし、健康で顎の骨がしっかりしている人ならば、希望すれば80歳でも90歳でもオールオン4の治療をすることができるといえるのです。今後の人生、まだまだ食事を楽しみたいと思うのならば、一度歯医者で相談することをおすすめします。

年齢以外で治療ができないことはあるの?

オールオン4は年齢以外でも治療ができないことがあります。
オールオン4の治療を行うには外科的手術を伴いますので、手術に耐えられる人で、健康な人でなくてはなりません。
持病で糖尿病がある人には難しいことがあります。
糖尿病の人に手術をした場合、手術の傷の治りが遅く、感染を起こしやすいからです。医師の指導で血糖値をコントロールされている場合は、担当医師と連携して治療が可能になることはあります。
他にも、骨粗しょう症の人で、治療薬を服用している人がオールオン4の治療によって感染を起こしてしまうと、顎の骨が壊死する危険性があります。全く治療ができないわけではありませんが、感染にはとても注意が必要になるのです。
タバコを吸っている人も要注意です。特に1日20本以上吸っているようなヘビースモーカーの人です。タバコを吸うと毛細血管が収縮して血流が悪くなるのです。ニコチンの色素が歯肉を黒く変色させてしまい、見た目にも良くないですよね。
タバコに歯肉が反応して、歯肉が貧血を起こしたら、歯を支えている組織が崩れていきます。タバコをたくさん吸っている人は、歯肉が弱っているのでオールオン4の人工歯根が顎の骨に結合しにくくなる場合があるからです。