安価なオールオン4には要注意!正しい費用相場は?

上顎、下顎どちらにも1本も歯が残っていない人に対する治療法として、総入れ歯かインプラントがあります。総入れ歯にした人は、食べづらい、歯肉が入れ歯で覆われてしまうので食事が味わえない、食べている時に入れ歯が動くので困っている、というような声をよく聞きます。
食べることは毎日のことなので、改善したいですよね。
インプラントにすると、人工歯根でしっかり義歯を支えるので、硬い食べ物でも噛むことができます。自分の歯とあまり変わらないので、違和感がなく、食事も味わうことができるのです。入れ歯のように外して洗浄する手間もありません。
しかし、インプラントは治療費が高いというイメージがありますよね。中にはオールオン4を検討している人もいることでしょう。
インプラントもオールオン4も、歯医者によって費用が異なります。
単に一番安い歯医者だからという理由で、歯医者を選んでもよいものなのでしょうか?
今回は、オールオン4の治療や費用の相場、歯医者を選ぶコツについて詳しく紹介いたします。

オールオン4ってどんな治療?

オールオン4ってどんな治療?

オールオン4は、4本のインプラントだけで片あごのすべての人工歯を支える治療法です。人工歯の部分は、全てが連結されて一体化しています。人工歯が12本であれば、12本すべてが繋がっている状態です。一体化した12本の人工歯を4本のインプラントで支えるのです。
ポルトガル人のパウロ・マロ歯科医師が、歯が1本も無い患者のために考案したものです。
通常のインプラント治療であれば、1本の人工歯に対して、1本のインプラント体(人工歯根)が顎の骨に埋め込まれています。12本の人工歯を作る場合は、12本のインプラント体を埋め込む必要があるのです。
しかし、オールオン4にすると4本のインプラントで済むのです。
通常のインプラントであれば、あごの骨が十分にない人は骨移植をします。歯を失っている場合は、顎の骨が十分にないことがあるからです。オールオン4では骨の質がいい部分にバランスよく4本のインプラント体を固定します。ですので、骨移植をする必要がないのです。
それに、オールオン4は「即時荷重」といって、インプラントを埋め込んだ日に仮歯も入れるので、その日から噛むことができるメリットがあります。
さらに、通常のインプラントでは人工歯根として埋めるインプラント体の本数がたくさん要りますが、オールオン4はたったの4本です。ですので、手術にかかる時間も短くて済みますし、費用も安くなるのです。
費用の目安としては、通常のインプラント治療の半分で済みます。

オールオン4の治療費用はどのくらいかかるの?

オールオン4は、通常のインプラントのようにすべての人工歯に人工歯根を埋める治療に比べて治療費をおさえられます。
インプラントもオールオン4も自費診療(保険外診療)のため、歯医者によって治療費が異なります。治療費用の相場が知りたいですよね。
通常のインプラントであれば、1本あたりにかかる治療費用は、ある調査では最低平均額が約32万円、最高平均額が約40万円といわれています。これがオールオン4ではどうなるのでしょうか。オールオン4で片顎12本の歯を施術したとします。そうすると、1本あたりに換算すると16万円程で済むのです。
比べてみると、かなり治療費をおさえることができるといえますね。
この費用で、入れ歯の様な違和感はなく、硬い物も食べることができ、食事も味わえるのならば高いとはいえないのではないでしょうか。

治療費の安さだけで選んではいけない!

治療費の安さだけで選んではいけない!

オールオン4は自費診療なので、歯医者によって治療費が異なります。安ければ安いほどいいと誰もが思うことですが、治療費が安いのには理由があるからです。
治療費は、材料費と処置費に分かれています。材料費には、人工歯根(インプラント体)、人工歯(上部構造)、途中で製作する仮歯があります。材料費はメーカーや材質によって異なるのです。安全性の高い有名なメーカーになると高くなるのです。人工歯も見た目が美しいオールセラミックになると高くなります。
人工歯といえどもこれから長くお付き合いする歯です。信頼できるメーカーの製品を選びたいですよね。
処置費は、検査代や手術代、メンテナンス代などが主な項目です。メンテナンス代は大切な項目です。しっかり定着した人工歯もずれてくることがあります。破損することもあります。そういったトラブルに対する処置に、何年までなら無償で保障してくれるかが重要になってくるのです。保障期間が手厚いほど費用が高くなる傾向にありますが、ここは大切なポイントですので、しっかり保障してもらいましょう。治療費が安くても、メンテナンスで追加費用がたくさんかかってしまうと、結局高額になってしまう可能性もあるからです。
処置費というのは、歯科医師の経験や知識が豊富なほど高くなります。安全で適切な治療を受けられると思えば、それに見合った費用といえるのではないでしょうか。
オールオン4は、外科的手術が必要な治療です。歯科医師の治療実績もしっかり考慮して検討する必要がありますね。
最後に、歯医者を決めるポイントは、「納得のいく説明をしてくれるかどうか」です。納得がいかなかったら信頼することができませんよね。そのため、疑問点や心配な事は紙などに書いて歯科医師に相談することをおすすめします。