歯ぎしりの癖がある場合のオールオン4治療をする注意点

インプラントは1本の歯を失った場合でも、すべての歯を失った場合でも治療を受けることができます。とくに、すべての歯を失った場合には、オールオン4という治療が適用されることが多い傾向です。そんな便利なオールオン4ですが、歯ぎしりなどの口腔習癖がある場合は、治療を受けられるのか気になりますよね。ここでは、歯ぎしりの癖がある際にオールオン4治療を受ける場合の注意点などについて詳しく解説します。

オールオン4ってなに?

オールオン4ってなに?

オールオン4というのは、すべての歯を失った場合に適用されるインプラント治療です。4つのインプラントですべての人工歯を支えるため、このような名前がついています。通常、インプラントは1本の人工歯根を顎の骨に埋め込んで、その上に上部構造である人工歯を設置します。しかし、オールオン4の場合は、4つのインプラントを埋め込むだけで、歯列全体を支えることが可能なのです。

歯ぎしりはインプラントの大敵?

歯ぎしりや食いしばりなどの習癖は、インプラント治療にとって非常に有害です。なぜなら、歯ぎしりによって強い力がインプラントにかかってしまうと、インプラントの人工歯が欠けたり、顎の骨に炎症が生じたりすることがあるからです。インプラントが埋まっている顎に炎症が生じると、最悪のケースではインプラントが抜け落ちることも考えられるのです。ですから、オールオン4の治療を受けるにしても、歯ぎしりなどの口腔習癖には適切な対応が必要となります。

歯ぎしりがあってもインプラント治療は可能

歯ぎしりがあっても、極めて重度でなければオールオン4をはじめとしたインプラント治療は可能です。ただ、可能であればインプラント治療を開始する前に、歯ぎしりなどを改善します。もしくは、オールオン4の治療を施した後でも、歯ぎしりに対する処置を施していくことで、経過も良好となることが多いです。

マウスピースで歯ぎしりを改善する

マウスピースで歯ぎしりを改善する

歯ぎしりや食いしばりといった口腔習癖には、ナイトガードと呼ばれるマウスピースで治療を行うことが多い傾向です。歯ぎしりや食いしばりは、就寝中に起こることが多く、マウスピースを装着した状態で眠ることで、歯ぎしりによる悪影響を取り除きます。同時に、インプラントに対する刺激も緩和することができるため、有効な方法といえるでしょう。

歯ぎしりは無意識のうちに起こるもの

基本的に、歯ぎしりや食いしばりというのは無意識のうちに起こっています。就寝中に起こる歯ぎしりが最もわかりやすい例ですね。そのため、歯ぎしりに関しては自己判断せず、歯科医院で定期健診を受けることをおすすめします。歯医者は患者さんのお口の中を診れば、歯ぎしりを日常的に行っているかがわかります。とりわけ、オールオン4などのインプラント治療では、歯ぎしりによる悪影響がダイレクトに伝わることが多いため、歯科医院での定期健診は最重要といえるでしょう。

オールオン4の治療後は定期健診が欠かせない?

オールオン4によって、インプラントを埋入し、きれいな人工歯を設置したら、治療はいったん終了となります。ただ、これはあくまで治療の完了であって、オールオン4ではその後の定期健診が治療の予後を大きく左右するといえるのです。

具体的には、オールオン4の治療完了後も定期健診を受けることで、インプラントを埋めた顎の骨の状態を経過観察することができます。インプラントは顎の骨と正常に結合することでその役割を果たすことができるため、レントゲン撮影などによって定期的に骨との結合状態を把握することは非常に重要です。また、定期健診を受けることで、患者さんの口腔衛生状態を把握できるだけでなく、歯ぎしりなどの口腔習癖の有無も確認することが可能となるのです。

定期健診を受けずに放置すると

定期健診を受けずに放置すると

オールオン4などのインプラント治療を受けた人は、歯ぎしりに対して細心の注意を払わなければいけません。なぜなら、歯ぎしりや食いしばりといった口腔習癖は、インプラントの寿命を縮める要因にもなるからです。歯ぎしりがあるにも関わらず、定期健診を受けないでいると、インプラントや上部構造には徐々に負担が蓄積していきます。気づいたころには、人工歯が摩耗していたり、顎の骨に炎症が起こって溶けてしまっていたりすることも考えられますので、放置することだけは避けましょう。

定期健診の頻度について

オールオン4などのインプラント治療を受けた後は、6ヵ月に1回程度、定期健診を受けることをおすすめします。とくに歯ぎしりがある人の場合は、もう少し頻度を上げて定期健診を受けても良いでしょう。状態が安定してきたら頻度を下げていっても大丈夫です。

まとめ

オールオン4はすべての歯を失った際に行うインプラントの施術方法です。歯ぎしりなどの口腔酒癖があっても、オールオン4の治療を受けることが可能ですが、適切な処置を施す必要があります。歯ぎしりや食いしばりがなどの癖がある場合、インプラント後でもマウスピースを利用して改善することが可能です。また、施術後も定期健診を受けるなど、引き続き歯科医院の歯医者さんに診てもらうことは重要になります。定期健診を怠るとインプラントが長持ちしないだけでなく、口内の炎症や顎の骨に炎症が起こるということもあるため、6ヵ月に1度を目安に歯医者で診てもらいましょう。